それは、カナダのバンクーバーに1年間の語学留学をしていた時でした。
たくさんの信じられない経験をしたのですが、その中でもびっくりしたことが、
英語力が0で来た、ハウスメイトのメキシコ人の女の子。
その彼女、
英語の挨拶すら全く知らないにも関わらず、2ヶ月でペラペラになったのです。
その秘訣を今回はお伝えします。
- ヨーロッパ系のハウスメイトは英語が堪能だった
- 23歳のメキシコ人の女の子。音楽と踊りが大好き
- 英語の持参品はひいおじいちゃんからもらったボロボロの英語本1冊だけ
- 家でのダンスの時に見せた、彼女の際立つ語学習得力の片鱗
- 誰も知らない英会話に必要な〇〇力、それがこれです
ヨーロッパ系のハウスメイトは英語が堪能だった
バンクーバーで1年間ホームステイをしている中、
ドイツ系の移民のお宅にお世話になっていたためか、
ベルギー人、ドイツ人、スイス人、とヨーロッパ系の子がハウスメイトでした。
(ルームメイトは同じ部屋をシェアしている人のことを言い、ハウスメイトは同じ家に住んでいる人を言うそうです。カナダで初めて知りました^0^)
どの子も母語が英語系なので、英語が堪能でした。
内心
「お前ら留学なんて必要ないんじゃないの?」
と思うくらいでした。
それもそのはず、ドイツ人の20歳の子は、医学部に進学が決まっているんだけれど、在学生が多すぎてその卒業を待っているから暇つぶしに来ていると言っていたのです。
リッチすぎてなんとも。。。
お国が変わればという事情ですよね。
しかし、そのヨーロッパ系の子たちに混じって、ある時、メキシコから女の子が来ました。
その子が実はとんでもない、びっくり成長をする子でした。
23歳のメキシコ人の女の子。音楽と踊りが大好き
その子の印象は、家に来た時からずっと笑顔。
笑顔が素敵な女の子だなぁと思って、よしまずは仲良くなろうと考えました。
そこで、
「Hi, I'm Satoshi. Nice to meet you.」
と挨拶するも、笑顔で、スペイン語で話してきました。
「????なぜスペイン語????」
どうやら、私、英語が全くわからないんです、と言っている様子。
その後、お家のこととかを一通りホストマザーから英語で聞きますが、その英語の説明も、困惑した顔で一切わかっていない様子。
僕もホストマザーもその子も、苦笑い。
時が一瞬止まっていました。
・・・・・
これは大変だ。
英語が全くわかっていないぞ。
この先どうなるんだろう、、、と思ったら、しばらくしてドアのチャイムがなりました。
実は近くに妹がホームステイしていて、その妹が少し手助けをしてくれました。
(妹は英語が少し話せました。)
助かったぁ(僕とその子とホストマザーの内心)
そして、留学するのに当たって、その子が持ってきた持参品がすごかった。
英語の持参品はひいおじいちゃんからもらったボロボロの英語本1冊だけ
英語が全く話せない彼女は、ひいおじいちゃんから受け継いだ英語の本をたった1冊だけ持っていました。
日本だとたくさんの参考書が売られているのに、ここでも文化の差を感じました。
おそらく、彼女が住んでいるところではそんな英語の参考書も、電子辞書もその当時はなかったのだと思います。
その英語本ですが、どうやら英文法が書かれているのですが、英語が読めない彼女にとって全く意味不明なのだそうです。(これも彼女の妹が訳してくれてわかりました。)
こんな本見たことない、メキシコって物を大切にする国なんだなぁと変なところで感心しつつ、この先1ヶ月、どんな生活になるのか?不安と様々な感情が入り乱れました。
家でのダンスの時に見せた、彼女の際立つ語学習得力の片鱗
語学学校でも一番下のクラスに入った彼女。
慣れないカナダでの生活。しかも一切英語はわからない中での環境下、相当ストレスだったと思います。
そして、家でも通じない英語をなんとか絞り出し、
「Satoshi、Music? Like?」(さとし、音楽好き?)
「Satoshi、Dance?」(さとし、ダンスする?)
のように聞いてきました。
Yes, OK. Let's dance. と僕が答えて、笑顔でダンスをします。
愛嬌は抜群にある彼女。その笑顔にとりこになります。
ここで、びっくりしたことがあります。
それが、彼女の英語の吸収力の早さでした。
僕がLet's dance. と言ったその後すぐにLet's dance.と言ってくる。
何か正しい英語を話したら、すぐにその後から真似して話してきます。
でも聞いたことがない英語はたどたどしくなります。
その繰り返し。
しかし、僕は気づきました。この一連の作業の中に、英語の秘訣があったことです。
誰も知らない英会話に必要な〇〇力、それがこれです
先ほどお伝えしたところに実は語学習得の秘訣が3つありました。
わかったでしょうか?
その3つとは・・・
1つ目が愛嬌力です。
笑顔な彼女に誰もが心を開きます。そして、彼女に教えたいと思います。
この人を引きつけ、話したいなぁと思わせる魅力ってコミュニケーションにおいてとても大切な力になります。
2つ目が行動力です。
下手くそな英語でも伝えようとします。自ら発信する、伝えようとする。
この行動力はものすごく大切です。
知識ばかりを詰め込みすぎても使わなければそれは何にもなりません。
逆に知識がなくても行動すれば、活きた知識が手に入るんですよね。
3つ目が改善力です。
下手くそな英語でも、その後、伝わる英語フレーズを学んだらすぐにそれを使って話そうとします。これによって、正しく伝わる英語フレーズが身につきます。
この3つの力を駆使することによって、2ヶ月後、周囲が驚くくらい、彼女は英語がペラペラになるのです。
実はそのメキシコ人の彼女、1ヶ月しかホームステイをせずに家を出て行ったのですが、さらにその1ヶ月後、街で彼女にあって、
「Hey, Satoshi. How have you been? Me? I'm really good. I can speak English now. Are you free? Let's hang out.」
のように英語がペラペラでてきたのです。
僕の目は点になりました。
とともに、英語はこうやって身についていくんだ、と貴重な体験をしたのでした。
だから、短期間で英語って身につく、と自信を持って言えます。
本当に彼女、英語力0でしたから。
それが、自らの力を持って英会話力を爆上げしました。
多くの人が英語知らないし、フレーズ知らないし、英文法知らないし、、、と知識のせいにしがちです。でもそんなの0でも、学んだものをすぐ使う、使えるものはどんどん使う、知らないこともどうにかこうにか伝える、それを行うことによって話せるようになるんです。
もちろん、もっと効率的な方法を見つけたのでそこは今後お伝えしていきますが。。。
今回は夢のある話。
英語力が0でも、〇〇力があれば英会話はペラペラになれるをお伝えしました。
参考になっていただけたら嬉しいです。