英検3級の過去問は、英検協会のサイトに掲載があります。
3回分掲載されているので、しっかりと学習して臨みましょう。
3級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
このサイトでは、過去問を使って英検に合格しやすいように文法事項や英単語の解説をしていきます。
今回は英検3級2022年第1回目の1、の解説です。
英語は前から後ろに訳した方が読むスピードが早いのでオススメです。
こちらのサイトでも、前から後ろに訳していきますね。
(1) A: Where are you going, Mom?
あなたはどこに行くんですか、お母さん?
もともとの文はYou are going to the supermarket.
「あなたはスーパーに行く予定です」のように、
be動詞 + 一般動詞のing形は、現在進行形と言って、「すでに決まっている未来の表現」を表すことがあります。
今回はどこかがわからないので、Where「どこ」疑問詞を使って、
Where are you going? としています。
B: To the market to get some fresh vegetables.
マーケットへ、手に入れるため、いくつかの新鮮な野菜を
→ いくつかの新鮮な野菜を手に入れるためにマーケットへ行きます。
to = 「〜へ」前置詞
market = 「市場、マーケット」名詞
to get = to + 動詞の原形でto不定詞と呼ばれるものになります。
不定詞とは、決まっていない言葉。文によって、副詞的用法「〜のために」形容詞的用法「〜すべき」、名詞的用法「〜すること」という意味になります。
今回は「手に入れるため」という副詞的用法になっています。
some = 「いくつかの」形容詞
fresh = 「新鮮な」形容詞
vegetables = vegetable 「野菜」名詞の複数形
They were all grown by local ( ).
それらはすべて育てられました、〜によって
they = some fresh vegatables
were grown = 育てられた、be動詞+動詞の過去分詞形で受け身形
grow 「育てる」動詞の活用形はgrow - grew - grownになります
選択肢は
1. doctors お医者さん 2. pilots パイロット 3.farmers 農家 4. musicians 音楽家
なので、3. の農家が正解ですね。
(2) In summer, I often go running just before it gets ( ).
夏に、私はよくランニングに行きます、ちょうど前、〇〇なる。
→ 夏に私はちょうど、〇〇なる前にランニングに行きます。
in summer = 夏に、季節の時に使われるのがin
in spring 春に、in autumn 秋に、in winter 冬に
often = 「よく」副詞
go + ing 形で「〜に行く」
例) go shopping ショッピングに行く、go fishing 釣りに行く
before = 「〜する前に」接続詞
it = 天気・天候の時に使われる it と呼ばれるもの、通常訳しません。
It's too hot to run during the day.
暑すぎて、走ることができない、日中は。
→ 日中は暑すぎて走ることができません。
too 形容詞 to 動詞、であまりに「形容詞」で「動詞」できない、という意味になります。
The soup is too hot to drink. なら、そのスープはあまりに熱すぎて飲めません。
during 〜 = 「〜の間」前置詞
the day = 日中
逆に、the night なら夜になります。during the night = 夜の間
さて、選択肢です。
1. young 若い 2. quiet 静かな 3. dark 暗い 4. real 本当の
ということで、it gets dark 暗くなる前にの3 darkが正解です。
(3) In Japan, ( ) are useful because they sell medicine, food, and drinks.
日本では 〇〇は役に立ちます、なぜならそれらは売ります、薬、食べ物、そして飲み物を。→ 日本では〇〇は役立ちます、なぜならそれらは薬や食べ物、そして飲み物を売っているからです。
In = 場所を表す前置詞
useful = 「役立つ」形容詞
because = 「なぜなら〜だから」接続詞
sell = 「売る」動詞、逆に「買う」はbuyです。
medicine = 「薬」名詞
food = 「食べ物」名詞
drinks = drink「飲み物」名詞の複数形のsがついてます。
選択肢は
1 churches 教会 2 drugstores ドラックストア 3 libraries 図書館 4 post offices 郵便局
答えは2 drugstores ですね。
(4) A: I love the beach. I want to stay here ( ).
私はビーチが大好きです。私はここに〇〇ステイしたい。
love = 「大好き」動詞
want = 「〜を欲する」動詞
want to 動詞の原形で、to 不定詞の名詞的用法「〜すること」の意味。今回はwant to stay = ステイすることを欲する→ステイしたい、となっています。
選択肢は 1 forever 永遠に、ずっと 2 nearly ほぼ 3 straight まっすぐに 4 exactly まさに ということで、1 forever 永遠にが正解です。
B: Me, too. But we have to leave tomorrow.
私もです。でも、私たちは明日出発しなくてはいけません。
Me, too. は前の人の文を受けて「私も」と言いたい時の表現。
have to = must 「〜しなければいけない」を意味します。
leave = 「出発する」動詞
tomorrow = 「明日に」副詞
(5) Ryuji's dream is to become a famous sushi ( ).
りゅうじの夢はなることです、有名な寿司の〇〇に。
→ りゅうじの夢は有名な寿司の〇〇になることです。
to become = to 不定詞の名詞的用法「〜すること」
famous = 「有名な」形容詞
選択肢1 carpenter 大工 2 dentist 歯医者 3 chef シェフ、料理人 4 singer 歌手
ということで、 sushi chef 寿司職人となるため、3 chefが正解です。
(6) For English class, Kenji has to write five ( ) about himself.
英語の授業のために、ケンジは書かなくてはいけません、5つの〇〇を、彼自身について。
→ 英語の授業のために、ケンジは自分自身について5つの〇〇を書かなくてはいけません。
have (s) to = must = 〜しなければならない
has になっているのは、主語「文の中で〜は、〜がとなる言葉」が3人称単数だから。
3人称とは、1人称 I 私は、We 私たちは、2人称 You あなたは以外の言葉すべてを指し、1人、1つ、数えられない主語はすべて3人称単数となります。
write = 「書く」動詞
himself = 「彼自身」名詞
選択肢は 1. storms 嵐 2. calendars カレンダー 3. sentences センテンス、文 4 centuries 世紀 ということで、3. sentences センテンス、文が正解
Tomorrow, he will read them in front of the class.
明日には、彼はそれらを読む予定です、クラス(みんな)の前で。
→ 明日には、彼はそれらをクラス(みんな)の前で読む予定です。
will = 「〜する予定」助動詞
them = 5 sentences about himself 彼自身についての5文
in front of = 〜の前
(7) A: Mr.Smith. Could you tell me the ( ) answer to this question?
スミス先生。あなたは私に〇〇の答え、この質問への、教えてくれませんか?
→ あなたは私にこの質問への〇〇の答えを教えてくれませんか?
Could you 〜? = 丁寧にお願いする文です。
tell = 「教える、言う」動詞
tell 人 もの = 人にものを言う、教える
me 「私に」代名詞、英語には、日本語のように「は」「が」「の」「を」「に」などがないので、I 「私は(が)」my「私の」me「私を(に)」mine「私のもの」のように活用します。
answer=「答え」名詞、「答える」と言う動詞の意味もあります。
to = 「〜へ」前置詞
this = 「これの」形容詞
question = 「質問」
選択肢は1 narrow 狭い 2 correct 正確な 3 weak 弱い 4 quiet 静かな
よって、2 correct 正確な が正解になります。the correct answer で正確な答えになります。
B: Sure, David. Let me see it.
もちろんです、デイビッド。私にそれを見せて。
sure = 「もちろん」副詞
let 人 動詞の原形 = 人に動詞の原形をさせる、と言う意味
let を使役動詞と呼びます。
例) Let me know. 私に知らせて。
Let me try. 私にやらせて。
it = this question それ = この質問
(8) I can't wait for spring.
私は春が待てません。= 私は春が待ち遠しいです。
can't = can not 〜できない
wait = 「待つ」動詞
wait for 〜 = 〜を待つ
spring = 「春」名詞
can't wait で待つことができない=待ち遠しい、と言う意味になります。
例) I can't wait to see you. あなたに会うのが待ち遠しい。
Me, neither.
私もです。
前の文が肯定文の時に「私も」と言う場合は(4) と同じようにMe, too. と言います。
しかし前の文が否定文の時に「私も」と言う場合はMe, neither. と言います。
I'm ( ) of this snow and cold weather.
私はこの雪と寒い天気に、〇〇しています。
1 upset うろたえて 2 tired 疲れて 3 silent 無声の 4 wrong 間違って
今回は熟語で、2語以上があつまって特別な意味になるというものになります。
be tired of 〜 = 〜にうんざりして、と言う意味です。
(9) I couldn't sleep on the flight from New York, but I ( ) much better this morning.
私は眠れなかった、飛行機の上で、ニューヨークからの、でもずっと良く〇〇今朝は。
→ 私はニューヨークからの飛行機の上では眠ることができなかった、でも、今朝はずっと良く〇〇。
much は「ずっと」副詞
better はgoodの比較級、good 良い -better より良い - best 一番良い
のように活用します。
1 cover 覆う 2 brush 磨く 3 feel 感じる 4 share 共有する
答えは3 feel 感じる feel better でよりよく感じる
I slept really well last night.
私は昨晩本当によく眠れました。
slept = sleep「眠る」の過去形。sleep - slept - slept (原形 - 過去形 - 過去分詞形)の活用形を覚えましょう。
(10) A: It's going to snow ( ) day on Saturday.
土曜日は〇〇雪が降る予定です。
it's = it is の短縮形
is going to = 〜する予定です。
snow = 「雪が降る」動詞
on = 曜日の前につく前置詞
選択肢は 1 any どれも 2 more もっと 3 much ずっと 4 all すべて
答えは、all day 1日中、と言う意味をつくる4 all が正解です。
B: That's great. I'm going skiing this weekend.
それは良いね。私はスキーに今週末行く予定です。
that = 前の文全体を受けます。
great = 「良い」形容詞
I'm = I am の短縮形
am going = be動詞 + 一般動詞のing形、現在進行形と呼ばれますが、確定している未来のことも示します。
go skiing = スキーに行く
weekend = 「週末に」副詞
(11) Next week, Dave's brother is getting ( ).
来週、デイブの兄(弟)は〇〇します。
1. collected 集められる 2. raised 育てられる 3. married 結婚する 4 crowded 混んでいる
答えは 3 married 結婚する、get married は結婚すると言う意味になります。
この文も is (be動詞) + getting (一般動詞のing形)なので、現在進行形ですが、確定の未来を表す表現になります。
Dave will give a speech at the wedding.
デイブはスピーチをする予定です、結婚式で。
will = 「〜する予定です」助動詞
give a speech = スピーチをする
at = ピンポイントの場所を表す前置詞
(12) A: Peter, where were you? I was ( ) about you!
ピーター、あなたはどこにいましたか? 私はあなたについて〇〇していました!
were = are の過去形
選択肢は1. worried 心配して 2. excited ワクワクして 3. surprised 驚いて 4. interested 興味を持って
この中で答えは、was worried about you あなたについて心配していた、の1. worried になります。
B: Sorry, Mom.
ごめんなさい、お母さん。
I went to the library after school.
私は図書館に放課後行きました。
went = go「行く」の過去形 go - went - gone ( 原形 - 過去形 - 過去分詞形)
after school = 放課後
13) A: Has Mom already ( ) to work?
お母さんはもうすでに働きに行きましたか?
already = 「もうすでに」副詞
これは文法問題です。has から始まる疑問文なので、現在完了形ということがわかります。
現在完了形 = have + 過去分詞形になります。
選択肢の中で過去分詞形は、4 gone です。
B: Yes, she left early today. はい、彼女は出ました、早く、今日は。
left = leave 「出る、出発する」動詞の過去形、leave - left - left (原形 - 過去形 - 過去分詞形) を覚えましょう。
early = 「早く」副詞
She has an important meeting.
彼女は大切なミーティングがあります。
has = have 「持つ、ある」の3人称単数現在形sの形
important = 「大切な」形容詞
14) A: Guess what!
何を思う!なんだと思う! と相手の注意を引きつける時の表現。
聞いて、と訳してもOK。
I ( ) second prize in the poster contest.
私は2等賞をポスターコンテストで獲ったんです。
これも文法問題。獲ったということで、過去形になっているものを選びます。
答えは、2 won 勝ったになります。
B: That's great. それはすごいね。
(10) はそれはいいね、と言っていましたが、文によって、それはすごい、それはいい、などと言う意味に変わります。
I'm so proud of you.
私はあなたのことをとても誇りに思います。
be動詞 + proud of 〜 = 〜を誇りに思う。
海外ではよく、子どものことをI'm so proud of you. と言っているのを聞きます。
15) A: Do you think that dogs are ( ) than cats?
あなたは犬たちが猫たちよりも賢いと思いますか?
これも文法問題。
ヒントはthan 「〜よりも」がついているので、比較級と考えます。
比較級は er がついているもの、もしくは英単語がながければmoreがついているものになります。
よって答えは、2 smarter
B: I'm not sure. 私は確実ではないです = わかりません。