今回は弊社の塾、意外なスタートのきっかけについてお伝えしたいと思います。
弊社は子ども英会話学校で、塾の営業や運営は一切考えていませんでした。
ところがある日、塾を始めないといけない出来事が起こったのでした。
きっかけは、突然でした。
きっかけは一本の電話からでした
話は7年ほど前に遡ります。
いつも通り、最後の英会話のクラスが終わって9時くらいまで事務作業をしていた時でした。
一本の電話が弊社までかかってきました。
「娘が家出をしました。そこで、突然なのですがお願いがあって。」
「今からでも会っていただけませんでしょうか?」
なんだなんだ??
それは、通っている生徒の親御さんからの電話でした。
とにかく
「〇〇が家出して、親御さんがパニックになっているから、とりあえずうちに来て話しをしたいそう。とりあえず準備をして。」と社長が話をしました。
(ちなみに私は取締役で、代表取締役社長が他にいます笑)
そのため、急遽、親御さんを出迎える準備をしました。
塾が大嫌いで、大阪まで家出をしてしまったという
娘さん3名を英会話学校に通わせてくれていた親御さん。
お父さんは大阪に出張していたのですが、今の間だけ帰ってきているとのことで、お父さんとお母さん2名で、とても焦った様子で教室に来られました。
それもそのはず。
大事な娘が、お父さんの出張先の大阪に家出をしてしまったというのです。
(ちなみに、弊社は神奈川県横浜市にあります。)
お話いただいた内容はこのようなものでした。
中学3年生で、来年の高校受験のために学習塾に入れたのだけれど、その学習塾がイヤで、行きなさいと強く言ったところ、家から出て行ってしまった。
娘さんとしては、
「もう塾は通いたくない。」「こんな生活はいやだ。」
でも、
親御さんとしては、
「高校だけはせめて入学して、そして卒業して欲しい。」
そんな口論が続いたそうです。
娘さんは小学校の時に学校に通えない時期があり、中学校でもほとんど勉強ができていなかったそうです。
だから、親心としては中学3年生の夏休み前からかなり力を入れなければ、高校に入学できない、だから週に4日、5日と予定を組んで塾に入れたそう。
しかし、娘さんには合わなかった。
娘さんにはその生活が窮屈すぎて、大阪に突然家出してしまった。
親御さんとしては、どうしたら良いかわからない。
そこで、英会話学校である私たちに何か救いの手がないのか?と思い立ったそうです。
親御さんの土下座のお願い。断れない・・・ということは天命です。
私はSatoと言うのですが、
「Satoさん、どうにか教えてくれませんでしょうか?」
と私が国立大学出身というのをどこか噂で聞かれたそうで、私にお願いをされたのでした。
「どうか、お願いします。」
人生で初めて、目の前で土下座をされました。
お父様、お母様のお二人両方ともです。
私は、子どもたちに受験を教えたことは一切なかったのですが、
斎藤一人さんから、天職のお話を聞いていました。
仕事は選ぶものじゃなく、呼ばれるもの。
斎藤一人
天職とは英語ではCalling (コーリング)と言います。
call = 電話をかけること。
文字通り、神様からの電話。神様からの呼びかけ。
まさに、これは神様からの呼びかけなのではないか?
そう思って、10秒くらい考えたのですが、
「わかりました。初めてですが、やってみます。」
と返事をしたのでした。
これが、弊社が塾をスタートしたきっかけです。
そこから、奇跡のようなことがたくさん起こり始めました。
そのお話は次回からまた更新させていただきたいと思います。
P.S.塾が天命と思った理由は、、、他にもありました。
塾が大嫌いで大阪まで家出した子は、僕のところに通うことも断られるかもしれない、と親御さんは言っていました。
しかし、その場で電話してみて、険悪な雰囲気だったのですが、
「英会話学校のSato先生が教えてくれるけど、お前、来るか?」
と言うと、
2つ返事で「うん、やってみる」と言ったのです。
これ、本当に不思議なのです。
塾が大嫌いだったんじゃないの?と思いながら、その子と向き合って一緒に学習していこうと思いました。