前回までで、私が塾を始めるきっかけと、全くの塾未経験から、様々な助けが出たことをお伝えしました。
天命で塾を始めるきっかけはこちら
全くの塾未経験から、様々な助けが出たお話はこちら
今日はそちらの続きになります。
- 天命で始めた仕事には、運も味方をしてくれるようになる
- 私立高校によっては、中学3年生の時の成績だけで良い学校もある!!!
- 私の指導に指針が見えてきて、家出少女もその変化を体感しました
- 夏休みがもう迫っている→夏休みが楽しみに
- 家出少女の成績表から1が少なくなった
- 天命から始めた塾で、奇跡が起きました。
天命で始めた仕事には、運も味方をしてくれるようになる
これまで、お世話になっていた人が塾の先生だったこと。
これですごい奇跡を感じました。
さらに神奈川県の受験制度も、私の味方をしてくれました。
前回もお伝えしたのですが、神奈川県の入試は、私立も公立もともに、「学校の成績が重視される」と高校説明会の時に、説明がありました。
そこに続きがあったのです。
なんと、
私立高校によっては、中学3年生の時の成績だけで良い学校もある!!!
と言うのです。
中学3年生の時の成績とは、11月末もしくは12月初旬に出る進路用の成績のことになります。
家出少女と学習を共にしていた時、
・小学校の漢字はわからない
・数学もやる意味がわからない
・英語はアルファベットがかろうじて書けるだけ
当然、成績表は1や2がオンパレード。。。
これは正直、間に合わないかもしれない、と絶望でした。
しかし、この説明会に出てから、光明がさしてきました。
「今からでも間に合う可能性がある」
もしかしたら、絶対受からないと思っていた家出少女が「受かる」可能性がある。
その日から、学習内容を大幅に変更しました。
私の指導に指針が見えてきて、家出少女もその変化を体感しました
12月に出る成績によって、合否が近づくのであれば、12月までに、学校の成績をなんとしてでもあげよう。
学校はノートの提出、レポートの提出など提出物によっても成績が左右された学校でした。
実は私、提出物は中学校の時、得意だったんです。
そのため、『提出物で、評価点があげられるかもしれない』とワクワクがはじまりました。
その読みはあたり、家出少女のノートの作り方、提出物の書き方の指導をするようになると、
みるみると、C評価だったノートがBやBマルに、時々Aに、と取れるようになっていきました。
夏休みがもう迫っている→夏休みが楽しみに
学校の成績をあげることを目標にしたら、
「やばい、夏休みがもう迫っている。時間がない」と言う気持ちから、
「夏休みの課題をしっかりと行って、先生に評価してもらえる。これはチャンスだ」
という気持ちに変化しました。
じっくりと夏休みの課題に取り組むと、私も家出少女も精神的な気持ちが落ち着いてきました。
そして、なんと、家出少女も積極的に勉強に取り組む姿勢が見えてきました。
小学生の漢字や英語を自分からも楽しく勉強し出したのです。
家出少女の成績表から1が少なくなった
そして、なんと、夏休み明けに出た成績で、学校の成績で1や2ばかりだったのが、1教科だけですが、3を取れるようになり始めました。
家で全く勉強しなかったその女の子が、少しずつ家でも自主的に勉強するようになりました。
成績表から1がなくなり始めました。
高校はどうやら、1が入っていると受からないようでした。
最後の成績までもう少し。
私と家出少女は二人三脚でがんばりました。
天命から始めた塾で、奇跡が起きました。
絶対受からないだろう、と思われていたその子。
最後の進学用の12月の成績で、1が入らない成績表を頂きました。
あれだけ大嫌いと言っていた塾にも関わらず、私の塾にはいつも時間通りに来てくれました。
そして翌年の2月、無事に第一志望の私立高校に合格しました。
合格発表の日はドキドキでした。
私は新大久保に来て、焼肉を食べていたのですが、その時、電話が鳴りました。
生徒から嬉しい声で「受かりました。ありがとうございます。」と。
私は安堵の気持ちと、様々なことに力を与えて頂き、ありがたさ気持ちが同時に出てきました。
私の唯一の塾生だった彼女が卒業しました。
そのため、この天命は一過性のものかなと思っていたのです。
しかし・・・
続きは次回に